最近ではシングルマザー(シンママ)の方は多いように感じます。本記事ではシンママの方が新しい恋人と付き合う際に予め覚悟しておくべきこと、注意すべきこと、はたまたシンママと付き合う男性が覚悟しておくべきと注意すべき点について紹介していきます。
- シンママでも新しい恋をしたい
- シンママの方と親密な関係になっている
- シンママとアプリでマッチングした
- シンママと(で)既に交際中
男性側が付き合う際に覚悟すること注意すること
なぜシンママになったのか聞いておく
聞きづらいかもしれませんが、シングルマザーになった背景はきちんと聞いておくべきです。(本当のことを話してくれる人は少ないかもしれませんが)
内容や言動によっては将来自分がどうなるかも念頭に起き、この人と付き合って大丈夫か?相手の幸せを考える前に自分が幸せになれるかをしっかり考えましょう。「相手を〜」の前に自分の人生が搾取されるだけになる可能性だってあります。
ちなみにバツイチの人が再婚し再度離婚する可能性は50%にも及ぶと言われています。
現状の養育費についても聞いておく
付き合う方向に話が決まりそうなタイミングできちんと相手と向き合うという意味で現状の養育費はどうなっているのか?元旦那の関係性などはきちんと把握する必要があります。普通であれば養育費をきちんと貰っているなど精算ができているはずです。
交際は家族を相手にするということ
シングルマザーは一個人相手ではありません。子供も付いてくるので、個人の付き合いというより家族と付き合うことになります。まだ付き合いたてだから先のことなんて悠長な事は言ってられません。フローチャートにすると以下のような流れになります。
客観視でのチャートなので凄く簡素ですが掻い摘むと上記の内容です。付き合ってお互いの仲が深まれば子供への紹介は絶対通る道です。また遊び目的でないなら将来を考えるのが普通です。そこまで未来を初めから考えるのは難しいですが、子供に会う前にはある程度腹を決めて起きたいところです。
彼女の子供と会うタイミングは?
彼女との関係性を急ぐあまり子供にすぐに会おうとするのはやめましょう。また、彼女も会わせたいタイミングがあるはずなので自分から会ってみたいと提示するのは避けた方が良いです。ただ、付き合って半年以上になるのに一向に彼女から打診がない場合は一度話題に出してみても良いかもしれません。
同棲は結婚するまでしない
ラブラブでデート終わりも一緒にいたいと思ってしまうかもしれません。しかし、同棲は婚約・結婚するまではしないのが得策です。
相手の家に転がり込むのもNG。なぜなら、もし別れてしまった場合の後処理が非常に大変だからです。相手が内縁の夫状態なら養育費を請求される場合もありますし、それに近い慰謝料を払う場合が発生します。(折半分の生活費や家賃などの額面)
事実婚のようなもので、結婚の意思が男女であり、同居しているが法律上の届出(とどけいで)をしていないことを指す。両家の顔合わせなどされていない状態などは内縁とならない場合がある。
どうしても同棲したいなら
どうしても同棲をしたい場合は「別れた場合」も想定し、合意書を作成しておきましょう。別れる際はどちらかが感情的になり合意書を破棄してしまったり従わないと揉める事があるので公正証書として保管した方が良いです。
公正証書は公正役場に届出を出し承認を得るもの。公正役場に証書の原本が登録されるので片方が破いたりしても問題ありません。公正証書の相場は2〜8万円が相場のようでが、年間で双方で発生する金額によって手数料を収める形なので内容次第では5000円の場合もあります。
付き合ったら後戻りできない?
シンママとの交際は婚約していないのであれば自由恋愛と変わりありません。付き合ってみたけど合わない、子供と相性が悪く付き合い続けるのは難しい場合は別れるしかありません。ですから別れる場合があることを考慮して付き合い方はより慎重になる必要があります。
シンママ側が付き合う際に覚悟すること注意すること
子供への影響は必ず出る
子供の年齢が既に成人に近いのであれば干渉してこない、母を応援するなどポジティブな変化があるでしょう。しかし、未就学児や小学生、中学生と義務教育下にある精神が未熟な子供の場合、ネガティブな要素として働く場合も少なくありません。
- 家をあける時間が増えて寂しい
- 食事は用意するけど一緒に食べない
- お母さんだけオシャレになることが増えた
- 一緒に遊びに行く時間が減った
上記は実際に恋沙汰の多いシンママの持つ児童の何気ない日常から出てくる言葉を抜粋した物です。(筆者は元教育現場出身)
別にシンママの恋愛を否定するわけでもありませんし、恋愛を多くするシンママさんは珍しくなく小学校でも何人かは存在します。(ちなみにシンママさんである事などは一般的に申し送り事項で教職員の中で共通認識として把握しています。)
寂しい感情は時に他人を傷つけてしまう
子供が寂しい、悲しいといった気持ちが溜まっていくと注目されたいと無意識に行動を起こしてしまう事があります。
- 人の物を取ってしまう
- 人の物を壊してしまう
- 自分の物を無くしてしまう(故意的に)
- 暴力を振るってしまった
- 嘘をつくことが増えた
寂しい気持ちからこのような行動に移ってしまう子も少なくありません。「良いことも悪いことも判断できないのか!」と怒ってしまう気持ちも分かりますが、義務教育下にいる子は精神年齢が未熟と認識するのが無難。分からない子は本当に分からないのです。
先述したように不憫な思いのまま過ごしてしまうというのが影響を与える要因の1つになることは把握しておいても良いかもしれません。
付き合う前の注意点
- 彼氏と子供の相性が良くない可能性がある
- 彼氏の気持ちが切れてしまう可能性がある
以上の2点が代表的というか恋愛の基本でしょうか。独り身の恋愛ではないため、自分と彼ラブラブでも子供と相性が悪ければ再婚の可能性もゼロに近くなるでしょう。
彼氏側が自分より年下であったり、まだ若い場合に、結婚ができない上に子供との相性も悪いとなったら付き合う理由はあなたを好きという感情のみになります。これだけで今後の人生を歩むのは彼がハードです。となると自然と2番目の気持ちが切れてしまうことにつながりかねません。
彼氏に子供を合わせるのは慎重に
シンママということは相手にしっかり開示してあることが大前提です。子供に会わせるタイミングはとても重要です。気になる子は「どこで出会ったのか?」など聞く子はいます。
マッチングアプリで出会ったのなら正直に言うのか、何か共通する趣味やイベントで出会った事にするのかなどアリバイ工作をしておくのが無難でしょうか。あえて言わないのも良いですが、真摯に向き合いたいですね。
会う際の彼氏の格好にも気を配る
どんな人と付き合うかは自由ですが、子供と初対面で会う時にイカつい格好やチャラすぎる格好は避けるべきでしょう。嘘をつきたくないとかの以前に挨拶なので、彼氏に配慮してもらいましょう。(あなたのご両親に会う際に良い印象を与える格好で行かないんですか?という考えと一緒です。)
会わせた時から3人での行動になる事も考慮
さて、彼氏と子供のご対面も済んだとなると彼氏が認知されたことになります。今まではどこか出かけてくる用事も「○○さんと?」となっていくことも不思議ではありません。
子供の年齢が中学生以上であれば一緒に遊びに行く事は少ないかもしれませんが、小学生以下の子供の場合、一緒に出かけた方が親密度は上がりますし将来のためになります。彼氏さんには、子供と対面したら今までと少し違う過ごし方になる可能性があることを話しておきましょう。
同棲は結婚するまでしない
新しい新居を決めるのも、彼氏が家に転がり込むのも、結婚してからにしましょう。というのも、もし別れた場合、婚約していない状態であれば自由恋愛の域であり、家賃請求などができない場合があるからです。(逆の視点でも考えてみて下さい。)
そのほか生活中のトラブルなど見舞われた際に籍が入っていないことでお互いに助け合うことが出来ない場面も少なからずあります。様々な「もしも」を考え、両家の顔合わせ元での婚約もしくは法的な結び付きを確立させてからにしましょう。
子供の前で彼をバカにしない
つい、和んだ雰囲気や普段の冗談混じえて子供の前で彼をバカにしてしまう事はありがちです。確かに冗談混じえて小馬鹿にするような会話は打ち解けやすいですが、普段からそのようなやり取りをしてしまうといざ、子供を叱る場面で彼の言う言葉が響かない場面が出てきてしまいます。
大人は冗談や小馬鹿にされているシチュエーションは「いじり」と判断できますが、子供は「いじり」と判別できる子供の方が少なく、私っちよりも下の存在、はたまた所詮は他人と認識してしまい、それ以上の関係性を構築できなくなってしまう事があります。
したがって打ち解けたい、親密度を上げたいと思っているなら「いじり」という選択肢は避けるべきでしょう。
シンママと付き合う覚悟と注意点まとめ
独り身の恋愛と大きく違う
配偶者のいない者の同士の恋愛は、年齢によっては非常に自由で何にも縛られず好き放題できてしまいます。自由な故、今分からないことは起きた時に考えようというスタンスで良いですが、実際に子供を抱えている場合は、トラブルなど問題が起きた際にうやむやにすることができません。
非情な言葉になりますが、配偶者がいる恋愛は後々「損得勘定」がついて回るので円満なゴール(結婚)以外は心以外にも痛手を負う可能性があります。恋愛がダメになった場合も考慮し付き合うかどうかを判断するのが良いでしょう。