コロナと受験〜無事に試験を受けてもらうために〜
あす1月16日から、初めての大学入学共通テストがはじまります。入試スタイルの変更だけでなく、新型コロナ感染が拡がるなかでの試験となり、受験生にとっては前例のない環境にあります。しかし、残念なことに第三波による影響が受験生を襲ってしまっているようです。
【出典】「PCR検査受けられない」 受験生悲鳴、追試の恐れも(Yahoo!ニュース)
どんなに予防をしても、気をつけても、どうやら第三波は感染経路不明者が多いことが物語るように、コロナはわずかな隙間をついて迫ってきます。どんなに気をつけていても、濃厚接触者になってしまった受験生がPCR検査すら受けれないという現状に本当に悲しくてなりません。感染拡大状況や検査状況を踏まえて、共通テストでは追試も科目単位で受験できるなど対応をとっています。独立行政法人 大学入試センターの山本広基本理事長は「安心して日ごろのの力を出し切れるように最善を尽くし、万全を期したい。」と1月15日付けの中日新聞朝刊で語っています。そして、受験生にむけて「無理をせず、体調不良なら追試験を」とも話している通り、勇気をもって自分の健康状態を伝える行動をとってほしいと願います。
【参考】受験直前の受験生に対する理事長メッセージ(独立行政法人 大学入試センター)
その他にも、受験にむけて不安なことや不明なことなど、大学入試センターの「新型コロナウイルス感染症対策に関するQ&A」に詳しく掲載されていますので、慌てたり、自己判断せず、正しい情報を確認し相談してください。また、受験生のお子さんがいる保護者の方も試験の出来具合いよりも「試験が無事に受けられてよかったね!」と何よりも声をかけてあげてください。一番不安を感じているお子さんがリラックスできるのは、やはり親とのささいなコミュニケーションだと思います。
そして最後に。わたしたち大人は、全ての受験生たちが無事に試験を受けられるように予防行動やおうち時間を徹底しながら、受験生たちを温かく応援していきましょう。
